品川薪能

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 戸越公園で行われた品川薪能に行ってまいりました。
 番組は、『半蔀』『茶壷』『安達原』

 こちらの薪能は初めて。下に直接なのか、椅子が用意されているのか、ちょっと分からなくて。券は席内自由とあったので、一応地面に直でもいいように準備はしていきました。結局、椅子が用意されていたのですが、正面席はもうかなり後まで埋まっていました。結構早めに行ったつもりだったんですけど;
 『安達原』は、橋掛かり付近で舞がある部分があるので、脇正面よりの目付け柱とたいまつが舞台を隠さない程度のところに陣取っておきました。
 最初は火入れ式。6時から開演じゃ、まだまだあまり暗くないのに、なんて思っていたんですが、考えてみればお彼岸の時期なんですから、もう暗いのですよね; すぐに暗くなりました。

『半蔀』あらすじ:僧が仏花の供養をしていると、夕顔を捧げる女性がやってくる。名を尋ねると、『夕顔』の名をほのめかして去る。僧が朽ちた家を訪れて弔いを約束すると、夕顔が現れ、昔の思い出を偲びながら舞を舞う。

 作り物が出ます。この戸を開けたりするのは後見の方のお仕事なのですが、それがうまいんですよね<当たり前なんでしょうが。
 夕顔、綺麗だった……。原作は当たり前ですが、源氏物語です。ちょうど夏の終わりの能なので、時期的にもばっちり。

『茶壷』あらすじ:茶を買いにやられた使いのものが、酒によって道で寝てしまう。それを見つけた盗人がなんとかこの茶壷を自分の物にしようと、使いのものの言い訳を一生懸命真似っ子。でも結末は……。

 間に入る狂言です。これ、面白かった~(笑)
 狂言は和製パントマイムと言ってもいいものなのではないかと思いますが、ストーリーも何も知らなくてもワイワイ楽しめるのがとても素敵です。

『安達原』あらすじ:修行の旅の山伏たちが安達原に着いた頃、日が暮れてしまう。そこにあった庵に一夜の宿を求めると、女主人はそれを受け入れ、乞われるままに糸を繰って見せてくれる。そのうち、夜も更け寒くなったため、女主人は閨を覗くなと言い置いて山に薪を取りに出かける。山伏の家来がこっそり閨を覗くとそこには屍が累々。驚き逃げる山伏を鬼女となった女が追い、裏切られた恨みから襲い掛かるが、最後には山伏の祈祷に打ち伏せられて消える。

 迫力でした……。狙って脇正面近く、橋かがりが眺められるところを選んだんですが、すごかった。
 原作は拾遺集の鬼女伝説。今昔物語とか、いろいろ似た話はあるように思います。『黒塚』で呼ばれたりもするみたいです。後シテは今回は白頭でした。
 この作品と、『道成寺』『葵上』の3つが三鬼女と呼ばれるそうで、他の二つも見たいぞ、見たいぞ;

薪能の教訓:昼暑くても上着は持とう。寒かった……(涙)

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