10/23 in サントリーホール のポゴレリッチ来日リサイタル に行ってまいりました。
とんと情報収集していかなかったので、演奏曲目の変更を知ったのが、前日のことでして。
当初は
『ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ 第24番 嬰へ短調 op.78「テレーゼ」』
『ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 op.111』
『ラフマニノフ : 楽興の時 変ロ短調 op.16-1』
『スクリャービン : ピアノ・ソナタ 第2番 嬰ト短調 op.19「幻想ソナタ」』
『リスト : 超絶技巧練習曲集 S139より 第5番 変ロ長調 「鬼火」/第8番 ハ短調 「狩」/第10番へ短調』
――の予定だったのですが、今回は全曲変更で
『ショパン : 夜想曲 ホ長調 op.62-2』
『ショパン : ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 op.58』
『スクリャービン : ピアノ・ソナタ第4番 嬰ヘ長調 op.30』
『ラフマニノフ : ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.36』
となっていました。曲目変更が残念だったのか、ベートーベン好きらしい斜め後方の年配の方が、何度も何度も「全曲変更なんて……」と繰り返されていて、ショパンも好きな私としてはなんだか申し訳ない気分になりました。
感想:やっぱりこの人の演奏は異様に緊張する……。<筋肉痛になった(がくり) でも、ごめん、終演後に地下鉄の駅で泣きそうになった。<現場では泣けなかった
なんというのか、色々な人のショパンを聞くとき、情緒的だけれどどこか冷めていて基本的に美しいものを感じ取るのですけど、この人の弾くショパンは、綺麗なんだけど、どこか猟奇じみた美しさなんですよね。この日もそんなショパンでした。音が昏い感じがするんです。
はっきり言って、知ってる曲じゃなかった(笑)<曲自体は全曲知っている曲だったのですが、テンポの緩急とか音の強調とかが知ってる曲じゃなかった……。
でも、好みといえば、私の好みです。精神世界の崩壊するギリギリの淵を覗き込まされるような、一種の『崩壊』が聞こえる音。なぜか、演奏中や演奏直後ではなく、曲が終わってから10分以上たってから涙が出てくるのが不思議です。

Leave a comment