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夜桜能第二夜

 靖国神社の夜桜能に行ってまいりました。その日は雨で、日比谷公会堂で公演に切り替えられ(初めてのことだったそうです)、通常より30分遅れでの開演となりました。

 野外能を期待していたんですが、あいにくの雨で、ちょっと寂しかったです。舞台上には急遽桜が生けられ、ライトでの調整がされていましたけれども、やはり、溢れる桜の中、薪の光で観たかった……。
 席は2列目とすばらしく近かったです(笑)
 お隣になった方が、毎年秋にインド舞踊の奉納舞をされているという方で、初めて会った方だったんですが、なんとなくお話しするようになっていろいろと教えていただきました(笑)

 演目は、舞囃子が「熊野」、狂言「酢薑」、能が「土蜘蛛」
 舞囃子というのは、一番のクライマックスを衣装を着けずに紋付袴のお囃子付きで演じられる演目のことです。
 狂言「酢薑」は、なんといっても野村萬氏の姿も声も絶品でした。ついついクスクスと笑ってしまいます。海外の方もいらっしゃっていましたけど、言葉が分からなくても、楽しかったんじゃないかと思います。
 で、最後が、これが見たかったから行った「土蜘蛛」
 ――席が、2列目だったんですが、かなり右よりだったので、私、初めて地謡の方々の背中を見ましたのです(笑) 舞台は、病床にあるワキの方の元へ女性がやってくることから始まるのですが、地謡の方とワキの背中で舞台の2/3が隠れて見えないという状態(笑)
 ただ、梅若六郎氏のお声などすばらしく、蜘蛛の糸がサービス満点に足元まで降り注いできたので、これはこれで滅多にない体験だなと思いました(笑)
 予習ができていなかったので、ほんとうに大まかな筋しかわかっていない状態でしたが、元々初心者でも分かりやすい演目だということで、とても楽しめました。
 ――結局、その後、謡本を買ってしまったのですけどね(笑)

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