≪ 何事もなさぬには | Note | 第25回日比谷シティ夜能 第2夜 ≫

ジョン・健・ヌッツォ リサイタル

 9/25に白寿ホールで開かれたサロンコンサートに、旦那と二人で行ってまいりました。
 タイトルどおり、歌い手さんはジョン・健・ヌッツォ氏、伴奏は中島剛氏。

 休憩15分を挟んだ2部構成でした。曲リストは

第一部:「きっと何かが来る(ウエストサイドストーリー)」「新選組! テーマ曲(NHK大河新選組!)」「アデライーデ」「好奇心の強い男」「君はわが心のすべて(ほほえみの国)」「何と美しい絵姿(魔笛)」

第二部:「ダンテを読んで(巡礼の年第二年「イタリア」)/注:中島氏によるピアノ」「愛の夢第三番/注:中島氏によるピアノ」「恋の息吹は(コシファントゥッテ)」「星は光りぬ(トスカ)」「マリア(ウエストサイドストーリー)」「アヴェマリア(カッチーニのもの)」「誰も寝てはならぬ(トゥーランドット)」

アンコール:「荒城の月」「赤とんぼ」「ブリング・ヒム・ホーム(レ・ミゼラブル)」

 もう、美声、美声、美声、美声! という感じでございました。
 もともと、ジョン・健・ヌッツォ氏は旦那の大のお気に入りで(笑)、常々、行けるコンサートがあったら行きたいといっていたのです。それを私がすっかり忘れて(苦笑)いたのですが、たまたま他のコンサート関連でチケットを漁っていたときにこのコンサートを見つけて、平日ですが仕事を定時で終わらせるようにして行くぞオー! とチケットを取ったのでございます。
 すでに売り出されてしばらくしてから取ったのですが、一番端とはいえ、思ったより前の席が取れてラッキーという感じでしょうか。これがオーケストラだと、多少後ろでも真ん中でと思うのかもしれませんけど。

 曲を歌っては次の曲の解説や思い出話をポツリと語って、また歌う、という、とても人柄の感じられるコンサートだったなと思います。曲に対する思いとか、思い出とか、そういったものを語るときって、どうしても人柄がにじみ出てくるものじゃないですか。
 白寿ホール、初めてだったんですが、なんと、真ん中に通路がない!(笑)のに横は20席弱あるので、真ん中の人は10人くらいのひざの前をすり抜けなければならないという、ど根性なホール(笑) 端っこでよかったーと実はちょっと思ったりして(笑) 段差も大きくなく、さりげない照明の使い方が教会の雰囲気を漂わせているホールでして、そのせいか、第二部で予定されていた「帰れソレントへ」がその場で「アヴェマリア」に変更になりました。「このホールを見ていたら歌いたくなった」という、その言葉がとてもリアルで、今ほんとに歌っている曲を聴いてるんだなーという妙な感動がありました。ドキドキです。(しかも、ピアノ曲の後、ピアノの調整等でちょっと間があったのですが、その時に裏で「アヴェマリア」を歌ってみているらしい声がなんとなく漏れてきてましたし/笑)

 伴奏の中島氏は、最近注目の日本人リスト弾きの方で、この日は「ぜひ彼のピアノを聴いてほしくて」ということで2曲、ピアノ曲がプログラムされていました。なにしろ用意されているピアノがスタンウェイのコンサート用(たぶん)なので、それで伴奏をするとなるとものすごく神経を使う(相手は肉声なのだし、コンサート用のグランドピアノの音ってすんごくでっかいし)ようで、始終、フォルテ過ぎない音になるよう、濁らないよう細心の注意を払って伴奏されていたように感じたのですが、このときばかりは全開! という感じでした。やさしいロマンティックな音を出されるピアニストの方だなぁと感じたので、ラ・カンパネラとか聞きたかったかも。「ダンテを読んで」がちょっとマイナーな曲かなぁとも感じたので、途中で一部の聴衆の集中力が途切れてしまった感じで残念だったかも。ペダル使うのがちょっと苦手なのかなーという場面も見受けられたのですが、思いもかけないリスト曲ということで、リスト好きの私としては嬉しいプログラムでした。

 実は、第一部のラスト曲「何と美しい絵姿」は、たぶん、旦那が高校時代に歌ってるはずなのです(ヤツは「魔笛」で王子タミーノをやったはず/笑) 聴きながら無意識に膝のあたりで指がリズムとってるあたり、お前いま脳内で歌ってるだろー、という感じ。からかうときっと拗ねるので、知らないふりをしていてみましたけど(笑)

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