夜桜能第二夜『巴』
4/4 春雷の日、靖国神社の夜桜能第二夜『巴』に行ってまいりました。
ご一緒したのは穂高サン@【Novelism】
演目は、舞囃子『融』、狂言『磁石』、能『巴』
今年で参戦2戦目の夜桜能。昨年はまんまと始めての雨天会場変更にて日比谷公会堂になったので、今年こそはと思っていのですが、見事な春雷。春の嵐――ということで、今年もまた日比谷公会堂でございました。
そんなにワタシに来て欲しくないのか靖国神社!(号泣)<実は、一度も行ったことがない
もともと野外で行われる薪能は、残暑厳しい9月に行われても結構寒いものなのですが、今回は屋内だったけど凄く寒かったです。
でも、あの春嵐の中でもお着物でいらしていた方は本当にあっぱれ!
昨年はS席なれど、引き換えた屋内席の位置が悪く、土蜘蛛の際には地謡の方の背中とワキの背中で舞台の3/2が隠れて見えないという悲しい事態になりましたが、今回はSS席、しかも当日引き換えの最前列に並んだこともあり、たいへん良い席でございました。
狂言『磁石』は初見だったのですが、狂言特有のにやりとさせる話で面白かったです。
そして『巴』――実は、謡本を買っていたにも関わらず、時間がなくて予習が出来なかったという(笑) そのため、ざっとした概略『女性を主役にした唯一の修羅能で、木曾の僧侶が京に行く途中で不思議な里の女と出会いその土地と基礎義仲の縁を聞き、その後、近所の人に義仲と巴のことを聞き、その後の神事での読経の途中に巴の亡霊が現れて、最期の別れの様子と己の悲しみを訴えて去る』ということしか頭に入っていませんでした(がっくり)
それでも、後場での「この小袖を木曾に届けなさい」と共に討ち死にすることを許されないときの巴の悔しさと悲しみ、現れた敵を蹴散らして再び義仲の元に戻った時に既に事切れている義仲を見て長刀を打ち捨てて立ちすくむ様子、その後、泣く泣く言われたとおりに落ちていく姿は、なんだか悲しかったです。
装束は戦装束なので、雄々しいのですが、長刀を振るって戦う所作でもなんだか艶やかで女らしいのですよね。
終了後は寒さでガクガクしなから食事をし、解散。
来年こそ夜桜と観たいぞ夜桜能。
二度あることは三度あるのか、三度目の正直なのか、来年を乞うご期待。