≪ 鋭意準備中 | Diary | アムステルダムの悲劇 ≫

自信満々の女 旅立つ

ヨーロッパ旅行の記録でございます。今回は、出発準備から機内、そして異国の地へ編になりそうな予感。
長文でございます(笑)

旅の準備、それは心浮き立つもの。仕事じゃない限り(笑)<仕事のための旅は旅というよりただの乗車時間だ! そうだ、自由時間がないのだ! と思う。<実際、観光なんてぜんぜん無理、ってことが多いしね;
今回、若干の仕事は渡欧しても消化していく必要があるとはいえ、留学中の旦那に会いに行く、そして日頃まるっきり初心者な自炊を行っている旦那のために料理を作ってやる(かもしれない)という素晴らしい大義名分を振りかざし、義ママンに餞別まで貰い(これで息子に美味いものを食べさせてやってくれという母の切なる願いよ届け)、とにもかくにも、準備を始めました。(仕事関係の人には既に事前通告をしていて、この期間の仕事をセーブさせてもらう代わりに、土日とか夜とか納期とか関係なく仕事受けてたんだよね;)

まずは、スーツケースの準備から。

理由:手持ちのちっちゃいスーツケース(機内持ち込み可)じゃ、旦那の職場へのお土産や旦那の食生活のための干し椎茸、追加で持って行く必要のあった薬などを入れただけでもういっぱいになってしまうのだもの。
はっきり言って、お土産類なければ手持ちのでも十分だったんだけど。<いつも旅行荷物は激しく少ない。なにしろ、このちっちゃいスーツケース1つで夫婦二人で1週間の国内旅行に行ったりするのです。だって、シャツが足りなくなったらコインランドリーに行けばいいしね、小さいものだったら洗面所でも洗えるし;

買ったのはsifflerのfeves(楽天市場内の商品ページに飛んじゃいます)の52センチ。ソラマメフォルムと、TSAロック対応に惹かれて購入。私が購入したのは黒豆。本当は緑豆が欲しかったのだけれど、緑豆は新色で私が購入したときにはまだ未発売だったのですよ。残念だわ。<黒豆もかわいいけど、でも、緑豆がすげー可愛いのだよー。まぁ、スーツケースなんてすぐボロボロになるのでかわいいのは一瞬かもしれませんが;
このスーツケース、何気に機能性にも優れていまして、大変使いやすいです。かなりおススメ。
56センチもTSAロック対応になったら、旦那の海外用にもう一つ買っちゃうかもしれません(笑)<その時に緑豆があれば、緑豆を買ってもいいとお許しをもらったし。<旦那もこのシリーズの使い勝手がいいと感じたらしいです。

服なんて、手持ちのくたびれたので十分(高級なお店なんて興味がない)ですし、足りなくなっても現地にお店はあるわけだし(笑) 一番準備で心を砕いたのは持参するお土産だったかもしれません。旦那の職場には日本に対して興味津々な方が多いこともあって、日本っぽくて軽くてスーツケースを投げられても壊れない強靭さをもち、しかも小さいもの、加えて、先方が喜んでくれそうなもの、これ大事なポイント。
一つだけ最初からお土産として決めていたのは、浮世絵や日本的な文様の手拭。私は日常的に風呂敷をよく使う(大判のバンダナとかも風呂敷としてよく使います。書類の整理にも風呂敷は便利です)ので、風呂敷や手拭を扱っているお気に入りのお店が数軒ありまして気音間さん(ここのペンケースはコスメ系の仕分けに便利)とか戸田屋商店さん(北斎の富嶽三十六景とか私は好き)とかのものを数枚チョイス。
あとは、飾りがついたお箸とか寿司の本とか日本茶を用意して、残りは皆でお茶の時間に楽しんでもらおうと成田の売店で落雁でも買おうと思っておりました。(何気に落雁ってコーヒーや紅茶に合うと思うので。旦那の職場では日に2回ほど皆で集まってのティータイムがあるのです)
実はこの落雁が盲点で、成田では売ってるお店が1軒しかありませんでした。不精せずに前日にちゃんと買いに出るか、事前に取り寄せしておけば良かったなぁと反省いたしました。金沢の老舗さんからでも取り寄せができる時代になっていますし、落雁は日持ちもしますから。

まぁ、そんなわけで、服と土産と義母の切なる願いと漢方薬と旦那への日本食簡単化作戦「干し椎茸と乾き海苔(だって、この二つは軽いからさ)」を詰め込んで、準備は完了したわけです。
ちなみに、このときのスーツケースの重さは、9.6kg。軽すぎる;
そして、前日、旦那と最後の連絡。
だってほら、到着予定のアムステルダムの空港で落ち合えなかったら、旦那の携帯はベルギー内でしか使えない契約だから連絡とれないし; いざという時の待ち合わせの場所を決めておかないとね。なにしろ、放置しておくと目的の場所にたどり着かない方向感覚の持ち主だし、えへん!<威張るな;
今回は成田へは早朝に出発する(スーツケース引っ張って朝のラッシュに乗り込むのは気力的にちょっと無理だったので、バスを利用。すると、不測の事態を考えて早めに出なくちゃダメなの)ので、起きる時間にモーニングコールしてもらうことにしました。何せ、私の朝は旦那の夜、だもので気兼ねもありません。バスに乗り遅れても電車で行けば飛行機には間に合いますが、成田への電車で逝ってしまう(笑)可能性もありますし。やっぱ、予約入れてチケットも購入済みだからバスに乗りたい。

旦那「で、何時に起きるの?」
私「バスが近場の駅を6時くらいだから、家からゴロゴロしていく時間とそこまでの電車の時間と含めてー、あーでも朝風呂にも入りたいしー」
旦那「朝風呂!?」
私「だってバスタブと2週間のお別れだからのーんびりお風呂タイム楽しみたいしー」
旦那「(なんだかとっても雰囲気 orz こんな感じ)……そうなんだ」
私「なので、日本時間の3時半でお願いします!」

……それ、朝というより夜の延長だし!

そんなわけで私は起きた。3時半に。
寝たのは1時半だから本当にじっくり眠ったとはなかなか言えないが。
そして、嬉々としてバスタブにお湯を張り始めたのでした。うん。そのための早起きだし。この日のために、気分すっきり肌もすっきり、グリーンティの入浴剤を買っておいたし!<これも含めて旅の準備だ(笑) 日頃使っている、白百合の香りだの薔薇の香りはなんか気分じゃなかった。うん。

そういうわけで、無事にバスに乗り、成田で朝ごはんも食べ、落雁を探して奔走し、出国後の免税店を冷やかし、機上の人となり、もちろん機内食も完食し、酒も飲み、映画も見て、ゲームもしてみた。
この飛行機、ツアーの団体が複数乗っていて、満席だったので、すし詰めのぎゅう詰めだったのですが、私は前もって通路側の座席を取っていたので、それでも楽な方でした。

……でも、あと6時間も残ってるぞ! まだ半分しか進んでないぞ!(たぶん) 広すぎるぞ、旧ソ連。

なぜ、時間に関する部分が「たぶん」なのか。それは、私が普段ほとんど時計を使わないため(携帯見てしまうんですよね。そのため、機内では時計が使えないんです。まぁ、機内の画面の情報を見ればいいんですが)、その時使っていた時計が地球時計(私は初期に購入したので、旧モデルだけど)だったからです。
この時計が一番、旦那の時間と自分の時間を把握しやすいですし、飛行機の中でも現在の飛行地点の時間を見ることで、今現在のおおよその時間が分かるんですよ; 巨大なので、実際に腕につけると、魔女っ娘の変身グッズのように見えます。そのため、たいてい鞄の持ち手につけていますが。

暇だ。暇だよう。本も持ってきたけど、微妙にそんな気分じゃないし。今寝たら、時差に負けるし。現地到着が夕刻~夜なので、飛行機では寝ずに、最低でも現地の夜9時くらいまでは頑張るつもり。負けるわけにはいかないの。だって、明日から美術館三昧なんだもの。

でも暇だ。

その時です。隣のツアー参加と思われる老夫婦の旦那様が話しかけてこられたのは。

小父様「ツアー参加の方ですか?」
私「いえ、個人旅行です」

そこから怒涛の会話(笑) 航空自○隊の管制部(?)等にも居たことがある方のようでして、空の旅のことやかつての航空事故のこと、今まで訪れたヨーロッパのことなどを話す話す(笑)
そうか、そうだよね、おじさんも暇だったんだよね。そうだよね(笑) もっと早くに挨拶交わして話してれば良かったね。
会話を始めると時間というものは、ものすごく早く過ぎるもので、気がつけば、最後の機内食の時間になり、ペンネをうまうま食べつつ、ふと、旦那との会話を思い出す。

旦那「雨が降らないといいんだけどね。まぁ、もちろん折り畳みの傘は持っていくけど」
私「そうだね」

でも、なぜだろう。私には奇妙な自信があったのです。なんだか、雨が降らないような。降ってもたいした雨じゃないような。
元来、私は晴女でして、雨が降っていたとしても、道を歩いているときだけ雨がやんだり(建物の中に入ると本格的に降ったり)ということが多いラッキータイプなのです。
今まで、完全に負けた(何に/笑)のは、某年の諏訪湖のどしゃぶり花火大会(笑)の時くらいでしょうかね。もう、1年半ほどお花に通っていますが、その間、傘を開いたのは1-2回です。<梅雨の時期でさえ、花に通うその時間は雨が止む
だからでしょうか、根拠のない自信がムラムラだったのでございます。
雨なんて降らない! みたいな。
そうして、自信満々でアムステルダムの空港に降りたのです。

飛行機を降りて、さぁ入国審査場に行かなくちゃ。ということで、歩き出す――と、あれ、思ったより人の波がないわ。あんなに満席だったのに。

……そうか。前に進まずに広くなった場所に留まっているのは、そうか、ツアー客か; なるほどな。って、ツアー以外の日本人って、私の目の前には一人しかいないのか;<一人だけ居た。いかにもお仕事な感じの人が。

さぁ困ったわ。この波の少なさでは「人の動きに身を任せる」という私の得意技が使えないわ。<いろんなところでよく使います。たいてい目的地に着けるけど、たまに失敗します。細い道に入っていく車を連続で見て、やったきっと抜け道だわ!と付いていったら、どちらも周辺住民だった挙句に、先が袋小路になっていて、悲しみの50mバック、しかも両側蓋なし用水路&街灯なし、そのころ免許とりたて若葉ちゃん とか。
仕方がないから、がんばって案内板を探しながら行きましょう。
進む、進む。ズンズン進む。……果てしなく進む。

……あれ? なんか全然つかないんですけど、ってか、目の前にいた海外の方、乗継らしくてみんな消えちゃったわ。
道、合ってるわよね? ってか、いかにもなお仕事の人、自分で道探しているっていうより明らかに私に付いてきているんだけど; ってか、案内板、全然見当たらないんですけど;(涙)

結局、道は合ってました。ただひたすらに遠かっただけでした。確かに、曲がるところなどの要所要所には案内板があったのですが、必要なところにしかありませんでした(笑) 魔の直線のはるか前方に案内板を見つけたあの時の、私の喜びは表現できません(大笑)

さて、入国審査とは言っても、はっきりいってほとんど何かを聞かれることなんてないので(笑)特に何事もなく。預けた荷物のレーンも特に迷うようなところにはなく。何人かの海外の方に「荷物ってここ?」と聞かれて「そうだよ」と教えてやり(笑)<まぁ、ツアー客じゃないっぽいから聞かれたんだろうな;
延々待ってようやく荷物を受け取り、念のため、荷物の番号を確認してから、ヨチヨチと出口に行ったその時、出口に居た警備っぽいおっちゃんに、名残で握っていた荷物の番号の半券を奪われました。

あれ? 荷物の番号を突き合わせたりなんて普通しないよね?

おいちゃんは、にこにこ笑いながら、指でチョッキンと検札を入れる真似をして、何かオランダ語でしゃべりながら笑って半券を返し、さぁお譲ちゃんどうぞ、というようににっこり笑いながら出口に向って手を動かしました。

……おいちゃん、私、もう、三十路過ぎてるぞえ?

まぁ、いいやとそのまま出口から出て旦那と合流。もう列車の切符は買っていてくれたので、そのままアムステルダム中央駅に向かいます。
なんというかぽかぽかの午後です。日本よりは寒いかもって聞いていたけど、わりとぽかぽかです。昼下がりです。

……あれ? 昼下がり? 私の飛行機、空港に着いたの、18時くらいだったはずだから、入国審査だの荷物まちの時間だの考えると、もう19時くらいになってていいんだけど。

私「先生、今、何時でしょうか」
旦那「19時過ぎ」
私「……あぁ、そうか、ここは緯度が高くてしかも山があまりないのでしたっけ?」
旦那「ちなみに、7月くらいだと23時くらいまで明るいらしいよ」
私「まぁ、それはタイヘン」<棒読み

その後の生活でも思ったのですが、なんというか、やっぱり、太陽がいつまでも沈まないのは、日本の昼と夜に慣れていると、なんだかすごく変な感じがしました。
暗くならないと、あんまりお腹減らないんだよね; なので、18時くらいになったら、もう窓から光が入らないように工夫したりしてました。

空港と中央駅は思ったより近く(20分くらいだったか)て、ホテルは駅から歩いても行ける距離。ただ、道を1本間違うと本気で歓楽街(それはもう、素晴らしく/笑)なので、道を間違えると微妙です。そのため、昼の間に旦那がホテルの位置を確認していてくれまして、意外とスムーズに到着。
安い割に広くて快適なホテルでした。まぁ、歓楽街に隣接するので、セキュリティはきっちりしていましたけど。
機内のこと等、がんばってがんばって(だって、眠ったら負けだから)必死で話をし続けて22時。

旦那「……生きてるか?」
私「隊長、もう駄目です……。離脱します」<既に精神は離脱中

連続駆動、だいたい1日とちょっと。
その間の半分以上が椅子の上。
やっぱ、きついよね。うん。

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